スクールでの思い出を記録しておく【コーチングスクールin海外】

コーチング

さてさて、海外(東南アジア)コーチングスクールに通い始めたのですが、思い出を残したいと思います。
なるべく何をしたかより、何を感じたかなどにフォーカスしたい…なと思います!

なぜ海外で勉強しようと思ったのか

ひとことでまとめるなら「そこに住んでいるから」になります。

前回のブログにまとめたように、わたしは東南アジアに住んでいます。
コーチングスクールに通おうと決めたとき、まず初めに日本のスクールに問い合わせたのですが、タイミングが合わず軒並み対面でしかやってないと返されました。
今ではオンライン化が進んでいるのでいるので、1年ずれていたらわからなかなったです。

また、コロナの影響でオンライン授業が増えたとしても、できればある程度対面の講義を受けたいと思っていました。
まして、せっかく海外にいるのでSNSや会社以外で友達を作れるチャンスでもあります。

同じ資格でも日本で取得するよりもある程度安いことがわかりました。
いくつか問い合わせをしたのですが、ざっくり新卒1年目の給料と同じくらいです。
これで同じ国際資格を狙えるのであれば、利用しない理由はありませn。

ただ、問題は英語です。
東南アジアとはいえ共通言語は英語なのが生活するうえでもありがたいところです。

しかし!帰国子女でもなく、留学経験もない、TOEICも760点とそこまで高いわけではなく、ローカル企業であくせく働くようなタイプです。
翻訳サイトは先生と呼んでいます。

英語が完璧に理解できないことでみんなに迷惑をかけたらどうしようという不安を抱えていましたが、先生からは申し込み時もとてもウェルカムだったので、それを信じて勢いで申し込むことにしました。

先生はひとりはマレーシア人、もうひとりはフランス人です。
開催前にグループチャットが作られたのですが、全員で8人のようでした。

また講義で使う資料は事前にオンライン上で共有されていたので、印刷をして英単語などを調べておきました。

ちなみに、なぜか夫も興味を持ってくれたので一緒に通うことになりました笑

どきどきの1日目

さて、1回目の座学が2020年の9月の中旬に3日間ありました。
ありがたいことにこのときはぎりぎり対面で受けられたので、初めまして~のところは3Dの人間に会うことができたのは嬉しかったです。

日本人の気質のせいか、1等賞で到着。
どきどきしながら入室すると、先生たちが笑顔で迎えてくれました。
ああ、ここから英語のシャワーが始まるんだな…と構えました。
先生たちはわたしたちに気を遣ってくれて「わからないところがあればいつでも聞くんだよ」と言ってくれたのが心強かったです。

小さな会議室のような空間でしたが、朝日が差し込んでさわやかに輝いていたのを覚えています。
大きな窓からは、隣のショッピングモールらしきものや、木々が見えていましたが、すでにワークで使うであろうアートがいくつも貼られていました。

しばらくすると続々とほかの参加者が到着します。
話を聞く限りではみんなわたしたちよりも年上で、仕事上の経験も豊富な方々ばかりです。
夫以外みんな女性でした。

自己紹介で驚いたのは、民族もバラバラながらハイスペックな人たちが集まっているという点です。

すでにコーチングを勉強している人もいれば、コンサルティング会社のカントリーヘッドだったり、超大企業で20年くらいセールスのマネージャーしていたり…と、普段の生活どころか会社に入っても出会わないような人たちばかりでした!
ちなみに年齢でいうと一番上が当時61歳で、わたしたちが一番下でした。

さてここから授業に入ります。

1日目は自己紹介やコーチとは何かといった内容やアクティブリスリング(傾聴)の仕方などを勉強しました。

座学…ではあるのですが、ここで海外の授業のパワーに圧倒されます…

日本の授業と言えば先生が一方的に話して質問も特にない…という静かな状況になりますが、気になるところや言いたいことがあればみんなガンガン話します!

悪く言うと授業が進まないのですが、とにかく授業内でのディスカッションが活発です。
日本でしか学生生活を経験していないわたしは、先生の話をさえぎって意見を言うのは、すごく苦手に感じてしまい(日本人特有かも)ものおじしてしまうのですが、先生が出したお題に対して発言をしなければいけないときは夫よりも先に必ず発言するようにしました!

小さいことなのですが、慣れない授業でもお金を払っているからみんなとこの時間を楽しみたいなと思ったので、できる限り発言をしたりグループワークでも意見を言うようにしました。

ほぼ英語留学をしている気分です。
(目的がちがうw)


終わって帰ってきたときにはぐったりでした。
コーチングより英語がしんどい。
でも次の日のテキストの英単語チェックしておかねば…
と、予習をしていました。

実践の2日目

さて、2日目にはコーチングでおなじみのGROWモデルや質問の仕方を学び、ペアを組んで実際に練習してみる時間が多かったです。

前日である程度仲良くなったとはいえ、英語での質問や傾聴は日本語で行うよりもプラスαの体力が必要になると思いました。

おそらく、見た目的な傾聴はできるのですが(うなずく、目を見るなど)、自分の言葉で置き換えてまとめるとなると語彙力が必要になります。

さらに、質問も出てこない…
基本的に5W1Hで考えればいいのは十分承知なのですが、一文そのものを英語で考えると思わず力が入ります。

そのため、いろんなことを考えるあまりに、話を忘れたり質問が出てこなかったりと完全に固まってしまいました…
母国語でないとこんなに大変かと思います。

それでも、他の参加者や先生はわたしたちより人生の先輩です。
そしてコーチング界隈のみなさんってとても優しいので、いろいろとアドバイスをくれました。
おそらく、昔のわたしなら「は?」と思って自分の殻に閉じこもりがちなのですが、自分ができることできていないことへのフィードバックを素直に受け止め、明日はひとつでいいからできるようになろうと前向きにとらえるようにしました。



また、先生も含めてロールプレイをする時間が増えてきました。
言葉につまっても誰もそれを責めることはありませんでした。
むしろ、(心理学的に下を向くことが多かったからか)「自分とゆっくり考えて発言しているんだよね」と言ってもらえてうれしかったです。

この日も帰ってきたらぐったりでした。
日頃やっていた予習も少しだけ(最後はお知らせとかだったのでスルー出来た!)だったので、予習に対してもやり切った感が半端なかったです。
よくお酒飲んだのにやった自分w

やり切った3日目

最初の座学は、この3日目で終了です。

最終日は主にValidation(承認)がメインの1日でした。
Validationは確認や検証という意味で使われることが多いと思いますが、主に承認として用いられているような感じでした。

この承認の時間で感激する人も多いのではないのでしょうか。
お互いの存在を認め合うような時間です。
参加人数が少ないので、全員で輪になってひとりひとりに声をかけていきます。
ただ褒めるのではなく、事実を踏まえるのです。

実はこの時間で泣いてしまいました。
正直日本はあまり褒めあう文化がないので、短時間でもたくさんの言葉は本当に心に染みます。
たった3日間だったのに、「あなたの日本社会に対する考え方ステキ」「過去から学ぼうとしている」「英語で学ぼうとする姿勢がすごい」などなど…夫の番もあったのですが「このスクールに連れてきてくれてありがとう」と言われました。

ふと、こうやって新しいことにチャレンジすることって間違ってなかったんだなと思いました。
正直テキストの予習も大変で寝る時間は削られるし、それでも英語が完璧にわかるわけではなかったし、質問が出てこなかったり自分の意見が言えなくて悔しい思いをたくさんしました。
それでも、英語ができないから帰れと言われることはなく、生徒の一員として認めてくれたのはとても嬉しかったです。
たぶん、これは日本の授業だったら感じなかったことだと思います。

それに、認めてもらうためには自分の口から発言したり、行動しなければ応えてもらえないんだなと今になって思います。
それに承認するにも褒めるにもちゃんと発言しなければ感謝も伝わりません。

この時間で年長の女性が感想を言うとき、
「Just one thing…Touched(一言だけ言うわ、感動した。)」
といったのもかなり感動しました。
心に刺さったという意味も含まれていると思います。
彼女るうるした目も忘れられません。

歳を重ねたり、フリーで働いていると承認されることも少ないと思います。
まして、かなり熟練された方なので褒められるということもないのでしょう。

ひとりの人としてその場にいることを認めるって、こんなにも人を幸せな気持ちにするんだなと思いました。

その日の夜は夫と飲みに行きました。
やっと重荷を下ろせた気がしました。

まだこの後も授業は続くので終わりではないのですが、爽快感がありました。
もちろん英語に対する課題もあります。
でも、もっとみんなと議論したり発表できるようになりたいという気持ちが、その後英語の勉強に火をつけました。

始まりと終わりで何が変わったのか

はじまるとき、わたしの中には自分に対する不安や迷惑をかけたらどうしようという気持ちがありました。
それは主に英語に対する不安だったと思います。

しかし3日間を終わってみると、あれ?意外といけた!という気持ちがありました。

正直完璧ではありません。
それは重々承知しています。

こういうのもコーチングの力なのでしょうか。
コーチングを勉強されている方って比較的優しい方が多いです。
その優しさの奥にあるのは「この人ならできる」という信頼があるからなんでしょうね。


そしてここで学んだことは、すべてはベイビーステップでいいということです。
たまに会社でも聞いていたのですが好きな言葉です。
呼んで字のごとく、赤ちゃんのようにゆっくり少しずつ理解して、進んでいけばいいのです。

自分がやっていることをさげすむようなひとがいるならば
Who cares? 「だれがそんなに気にするの?」
だそうです。

なので、この3日間だけでもかなり自己肯定感が上がった気がします。
上がったのか、ニュートラルになったのか。
その後の実践なども続けていくと、本当に細かいことが気になりにくくなりました。

こういうのって変わるんですね。まさに訓練すればなんとでもなるものなのかも。

宿題

出たよ、宿題。

実践してください、というものでした。

最初の座学はこれで終了なのですが、翌月からは月に1度だけ集まって
キャッチアップとプラクティスを行うのが3か月続くそうです。
その間に、5人のクライアント見つけそれぞれ5回セッションをしてこいとのことでした。

そのうちの一人はクラスメイト。
はい、一人英語での実施が確定。
残りの2人は先生が案内するといったのですが、のちに相性が悪くてどちらもなしになり、
残り4人を友人にお願いしたり、SNSで呼びかけるという営業活動をすることになりました。
ただ、早い段階でこのお断りされる経験をしてよかったと思います。

さて10月~12月はどのような内容だったのでしょうか!

コーチング奮闘記はまだ始まったばかりです。

余談:おなかいっぱい

この3日間は対面で行ったので、
なんと3回のランチ+6回のおやつタイムがありました!
デスクにもチョコや飴もあるのですが、がっつりおやつタイムを取ります。
田舎育ちなので毎回しっかり食べたら苦しかったです…笑

写真は一部なのですが、どれもおいしかったです…!!
最終日くらいになって、おやつはちょっと減らすことを覚えました。

クラスメイトの中には日本に出張や遊びに来たことがある人もいて
日本は量少ないよね~と言われました笑


ほんと、マレーシアってごはんおいしいんですよね~~~。
おなかいっぱい胸いっぱいです。

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