【無事だけど過酷?】登山超ビギナーが東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)にチャレンジした話②(登頂アタック~下山まで)

マレーシア生活

さて、ひょんなことからキナバル山に登ることになったわたし夫婦と友達夫婦!
ここから深夜(早朝?)の登頂アタックから波乱の下山までをレポします。
前半はこちら↓

起床!出発!

早朝2時に起こされる予定でしたが、同じロッジの人の足音やすでに元気な登山者の声で1時半に起きました。案外目はぱっちりしており、アドレナリンのせいか頭もさえていました。
朝ごはんは、下山後(アタック後)に出ると聞いていたのですが、パンとジャムなどが用意されていて糖分を取ることができました!

今回はローズピークサーキット(頂上)まで行って帰ってくるので、荷物は極力軽めで行きましょう、残りのものはロッジに置いていきましょうと指示されます。
出発直前に一度外に出てみましたが、雨も降っておらず気温も思ったほど寒くなかったです。

そして2時半(AM)出発!

ガイドさんと合流していよいよ登頂アタックです。みなヘッドライト(持参)をつけて歩きます。思った以上に真っ暗で、周りに人の気配があるからまだいいものの、少人数だったら心が折れそうなくらい暗闇の中の階段を一歩ずつ進んでいきます。街頭は基本的にありません。

途中までの階段はそれほど高くは感じませんでしたが、暗くてせいぜい見えるのは足元程度なので、どこを歩いているのかいまいちつかめない怖さもありました。

すでに先に出発している(おそらくヴィアフェラータに参加する人たちかな)人たちのヘッドライドが遠くに、しかもかなり高い場所で光の列をなしていました。
きっと同じところまですぐ行ける~~と思って登るものの、たどり着くまでにかなり時間を使います。

途中の階段はしっかりした足場になっていたり、細めの木の板で作られたものなどが多いのですが、時に出現するイシツブテのようなごろごろとした岩の段差が歩きにくさをさらに演出してくれます。かなりよいこらしょです。

暗闇を歩く、登る、そして引っ張る

これまでよりもはるかに急になった道を歩いていくと突如現れるロープ!
もしやこれは昨日明るい時に見えた、ゴローニャに垂れ下がる白滝か…
待って、ロープって登山の領域超えてない??なんで腕使うんかいーー!と脳内でつっこみながら、ロープを引っ張りながら岩を登ります。
後で気づいたのですが、すごく急な岩場だったので、もし明るかったら戦意喪失しそうな場所でした…

暗くてなんの写真?と思う方多数だと思いますが、自分が高いところまで登って、後続の登山者を撮った写真です。
かろうじてライトがあるので人がいることがわかると安心します。
自分たちより先に進んでいる登山者も多く、その明かりを追って、一歩一歩進む感じでした。

途中で最後のチェックポイントとトイレがあります。

昨日の雨のせいか、ちょろちょろと水が流れていたり、水たまりができているので、暗い中でも足をつっこめば靴は濡れ、手をついたりロープも時々濡れているので手袋も冷たくなるけれども、安全のために脱げないのが悲しい…この冷たさがテンションのダダ下がりにつながります。
ただ、靴が濡れることはあるのですが、登りはあまり滑らなかった記憶があります。

折れまくる気持ちと進まない脚

チェックポイントをすぎると、またひたすらに歩き始めます。
また傾斜が急になったような気がしましたが、足元はごつごつした岩場から平坦な岩の坂のように変わってきました。
登りやすいことは登りやすいのですが、3900mともなると息が上がるのがとたんに早くなり、たった数十歩歩いただけで脚が動きにくくなります。
気温についてはさほど寒さも感じず、寒さで心が折れることはなかったのですが、どんなに歩いても進まず、すぐ休憩を入れたくなる自分に腹が立ったり、悲しくなったり、写真撮りたいけど手袋が濡れて取るのもだるいし、友達夫婦歩くの早いし、ああもっとトレーニングしておけばあああ、と自分を悔んだりすることもしばしば起こりました。

”今日の日の出は6:30くらい”とガイドさんから聞いて、よしてっぺんで朝日を見よう!と思ったのに、全然脚が進まない、なんでこんなに息が上がるんだろう。
ああ、もういいや、時間がかかってもゆっくりでいいからてっぺん行けたらいいや…と、気持ちが切り替わっていき、30歩進んで息を整える作戦を夫と実施。
歩数を数えたら休んでいいんだと思うと少し気が楽になり、ゆっくりでも着実に進んでいる感じはありました。

しばらくすると周りがふんわりと明るくなってきます。
明るくなると見える岩肌に驚愕!ええ、こんなところ歩いてるんかい!と自分が今やっていることにびっくりしてしまいます。
ガイドさんから”もう少しだよ~”とよく声をかけてくれるのですが、そのもう少しが全然遠いのです笑

またしばらく歩くと、頂上らしきサーキットが見えてきました。(この写真には写っていないのですが、右側にあります)
小高い丘の上のようですが、きっとあれも1時間くらいかかるんだろうなあ…でもぽつぽつと見えるカラフルな登山客の服装に、もう少しで終わりが見えそうとわくわくする気持ちもありました。

そしてついに!!4095mのてっぺんと絶景!

そして、ローズピークサーキットのふもとまでくると、最後の最後にこれ。

もう、クライミングの世界です。
持っていたストックではどうにもできないので、全身を使ってよじ登っていきます。

ここで下山客ともすれ違うので、道が混雑しやすいですが、とにかく足場や手の位置を確保しながらゆっくり進みます。

すでに頂上から降りてきた人たちは、すがすがしい笑顔で下山を開始したり、写真撮影をエンジョイし始めていました。

ちなみに、本当の頂上は狭いので、この頂に沿って順番待ちをします。
それはそれで疲れるのですが、少しずつ迫ってくる頂上に”ほ、ほんとにここまで来たのか…⁉”とおっかなびっくりな気持ちもありました。

そしてそしてついにわたしたちの番…!

4095m登頂アタック成功!!
ここからわたしはあまり写真を撮っていないのでだいたいの時間になりますが、7時くらいに着けたと思います。

ここでは写真に集中していたので、目下の景色はわかりませんが、人生で一番高いところにいる気がしました。
ガイドさんがにこにこしながら写真を撮ってくれていました。ああ、ガイドさんここまで連れてきてくれてありがとうございます。。

写真待ちで並んでいる登山客も多いので、さささと写真を撮って下山です。結構あっけない頂上での滞在でした。

少し下がったところのほうが写真スポットも多いとのことなので、早速少し下がることに。

少し下山を開始し、一度人が少ないところでふと目下を見てみるをそこは絶景でした。
自分が雲より高く、周りには岩しかない。
街よりも海よりも、他の山よりも高い。
草木もなくて、余計なものがない世界。
空気もひんやりと涼しくとてもクリアで、呼吸をするたびに身体がいらないものを運んでくれて、光合成をしてくれそうな清らかな感触。
ぼけーっと眺めていてもなんとも信じられない世界でした。

ちなみにパーッと明るいご来光を期待していたのですが、この日は雲が多かったのかじわじわと周りが明るくなる感じでした。
しばし、ふもとで写真撮影をエンジョイし、本格的な下山が始まります。

待ち構える下山

下山は人によってはあっという間だと思います。わたしたちも最初”ひざに来そうだね~”くらいしか思っていなかったのですが、ビギナーにとっては下山のほうがとんでもなかったような気がします。

まず、明るくなったことですべての景色が見えるので、意外と険しい道を通ってきたことが明らかになるためそれだけで怖くなってきます。

暗いとがむしゃらに頑張れたものが、視界がクリアになったとたん、結構激しめのごつごつとした岩を歩いてきたことを実感します。
何回も”ええ…ここ歩いたんか…”が沸き上がってきました。

頂上付近の道は比較的岩もフラットめだったので進みは悪くなかったのですが、それでも意外と距離があるように感じました。

ロープを使ったところは登りもきつかったのですが、帰りもなかなか険しかったです。

生まれからロープを使って岩を後ろ向きで降りるなんてハイレベルな歩き方をしたことがなかったので、これはほんとに怖かったです。

もちろん登山に慣れている人やガイドさんはロープなしでひょいひょい下ってしまうのですが、初心者にはかなりおっかなびっくりな場所でした。

さらにさらに、場所によっては水で濡れているところがあり、たまにスリップしてはテンションが下がるのを何度か体感してきました…
さらに靴が濡れてさらにテンションも下がります。膝をついたときにはさらに凹みました。

しばらく歩くともうローズピークサーキットだけでなく、そこへダイレクトにつながる道すら、下から見上げると見えなくなっていました。
(小さく階段など見ますが、全部降りてきたところなのが驚き!)

下りは高山病のような息が上がることはなかったのですが、とにかく脚に来ました。幸いひざに影響が出ることはなかったのでよかったです。

しかしすごいのがロッジまでの道のりでさえ雲の上です。ようやく他の山々や街が小さく見えるようになってきました。
ああ天国にいったらこんなところを歩くのかなと想像しながら、もくもくと歩きます。
最後の階段は周りに草木もあって、”ああ…高山植物ステキだな…”と思ったのですが、眺めるのがせいいっぱいでした。

ロッジについたときは、すでに11:30ごろになっていました。友達夫婦は先についていて、ロッジで朝ご飯を食べていました。たいぶ人とすれ違うことや下りの人と一緒にならなかったので、わたし夫婦はかなり遅い方だと思います。
朝ご飯は、昨日ディナーをしたところに行かなくてもよかったのでほっとしました(涙) ごはんの内容は、マッシュポテトやソーセージ、ゆで卵など比較的軽いものが多く、友達がくれたおしるこが何よりしみました…
いやほんと、ヴィアフェラータはやらなくてよかった…

動け、脚いいい!暗闇の冒険家たち。

ガイドさんから”12:30から下山を開始するよ!頑張って4時までには着こうね!(でないと追加料金払うことになるから)”と言われ、まじかよ4時間で着くものかいなと震えたところからスタート。

ロッジのレセプションのお兄さんも、”たいがいの人は3時間くらいで下っちゃうぜ”と言うので、まあたしかに下りは勢いも出そうだから半分の時間で歩けそうだよな~と思ったものでした。
この時間にポーターさんは見つからなかったのか、ガイドさんが持ってくれることに。わたし夫婦はケチったのもあり、家にあったその辺の袋とごみ袋に入れたのですが、ごみ袋も2重にしてくださるというとても丁寧な対応でした。このとき、ちゃんとしたバッグを買うべきだと思いました…


ロッジからの下山を開始したときには、少し霧がかっていて小雨が降っており少し肌寒い感じがしましたが、しばらく歩くと暑くなってきて雨もそれ以降強いものは降りませんでした。
やはり高いところほど天気が変わりやすいなと思います。

下山時の写真はほとんどありません笑
全員分をかき集めてもこの時間分はほとんどないです、みんなしんどかったよね…
なので、ここから文字多め…

下山時、ロッジ~5km地点までは、結構いいスピードで下ったと思います!
同じ道を通って帰るのですが、休憩所につくたびに”いけるいける!”と自分たちに言い聞かせる余裕もあって比較的元気でした。
しかし、この5km地点までは登りにもごつごつとした段差高めの岩が多かった場所なので、実際かなりここで体力を奪われたと思います。

5km以下は、だんだんと整備された階段が出現することも増えてきたのですが、意外と段差があることに気が付きます。
なので、普通の階段を2段飛ばしで降りるような場所が多く、普通に脚を伸ばしても降りにくいと思いました。(結構これってやったことがないと怖いと思うんですよね…)そしてだんだん昨日の筋肉痛がやってきて、太ももに激痛が走るようになり、動かすのがしんどい。ストックのおかげでなんとか支えができたのでとにかくゆっくり確実に下ります。

たまに登山客(登ってくる人たち)とすれ違いますが、道の譲り合いのときに「Congratulation」と言われるたびに、ようやく頂上に登ったことがじわじわと実感させられました。
そして言いたかった「Thank you, Good Luck」を言いながら降りれば、気分はなんだか冒険から帰ってきた王者の気分です(これ思ってるのはわたしだけw)
でも本当にやりとげたからこれに関しては謙遜する気は1ミリもありません!だってあそこに登ったんだから、素直におめでとうを受け止められてありがとうが出てきます。

3km以下ほどになるとさらに整備された階段が出てきますが、なぜか500mごとの看板がなかなか現れない気がして、気持ち的に折れそうになりました。〇kmどこやーと看板と休憩所だけがもう心の支えになってきます。(ちゃんと同じ道を通っているのに不思議)

そして残り2km-1kmと終盤に差し掛かったところ、気づいたのは日が暮れ始めていることでした。
森の中が赤くなってきて、これはこれで幻想的だったし、少し見晴らしのいい場所で見ることができたので、とてもきれいでした。
本来ならビーチで見たかったこの夕日。まさか山で見るとはなあ…と思っているとここからがまた大変!
すぐ真っ暗な森に変わってしまったのです。

サバ州はマレーシアでも東のほうにあるので、日の出日の入りが若干早いのと、山という高い場所にいるせいか夕日が隠れるのも早い!
あたりはあっという間に夜に変わってしまい、森の中は真っ暗!まさかのここで2回目のヘッドライドを使用することになります。

このときわたし夫婦のヘッドライトはポンコツで電池切れだったので、夫がガイドさんから借り、わたしは友達夫婦に挟まれて歩くことになりました。
残り1.5kmほどだったのでそれほど時間もかからないと思ったのですが、これが暗くなったことで足場がわかりにくいことで若干怖くなります。
さらに、暗くなるとカエルとフクロウらしきものが鳴いており、今それなりに深い森の中にいることをイメージすると、もう熊とか出てくるんでねえか、鈴持ってきたほうがよかったんでねえかと心がざわつき始めます。

途中、ひとりで手持ちの懐中電灯を持って歩いてきたお兄さんと一緒になりました。
友達と来ていたらしいのですが、もはやばらばらに行動しているらしいのですが、この遅い時間帯に下山客とあまり出会わなかったので、人に会えてうれしかったです笑
しかし、お兄さんがロッジを出発したのは14:30ごろと言っていたので、我々より2時間遅くてこのスピード…みなさんの体力と脚どうなってるんですか…とあっけにとられました。

最初に楽しかった1-3km地点の道はもうありません。ひたすら暗くて、少し大きめの小石を踏んでは滑りそうになり、こんな暗闇でケガしたくないの一心で確実に変えることにフォーカスします。
しかし、平地がだんだんと増えてきて、階段ゾーンもかなり減っていくので、徐々にゴールが近いのではないかという期待をもたらしてくれるのでした。

そして夜7:30頃(だったと思う…)
ついに到着~~!!

最初が下りの階段だったので、最後は登りになるためなによりしんどい階段でした。

到着して、ベンチに座った直後の感想は、やり切った!達成感!…もありましたが、とんでもない2日間を過ごしたのだけはすごくわかる状態でした。すごく長いジェットコースターに乗っていたような気もします。
なにせ、前日が6時間、この日に至っては16時間くらい歩きっぱなしなので、脚は動かないしもはやもう痛い。何よりゆっくり座れて嬉しいし、もう登らなくていいんだと思ったらなんだかほっとしました。

ゴールからまたバンに乗って、最初の受付をした場所に戻ります。偶然にも先ほどひとりで歩いていたお兄さんとその友達も一緒でした(友達もはやくない⁉)
この時点でもう脚が痛くて、バンに乗るのも降りるのもしんどかったです。

10分ほど乗っていると受付をした場所に到着し、追加料金とポーター代を支払います。
ああ、街の明かり、人工的な光がとても嬉しいです…
追加料金は4時までに到着できなかった分で、30分ごとに1ガイドごとに支払うのですがRM15(約412円)/30分だったので、無理して急がなくてよかったと思いました。
ポーター代も往復でRM65(約1786円)だったので、こちらも利用してよかったと思います。
気持ちばかりですが、ガイドさんにはチップをお渡ししました。とてもいい方でした!

そしてガイドさんからいただいたのがこちら!

サーティフィケーション!うれしい~~!
しかも名前も入っているし、結構いい紙質なのです。日本語が入っているのを見ると、日本人も以前はたくさん来ていたんでしょうね。

登った時にもらったチェックポイント用のカードも一緒にお土産として持って帰ることができます。
大人になって賞状をあまりもらうことがないので嬉しいです!


それからまたホテルに戻るバンに乗り換え、2時間弱ほどしてホテルに到着しました。
もう動きたくなくて、夜ご飯はルームサービスを頼みましたが、夫がバーガーキングを買ってきてくれたので、ハンバーガーを片手にボロネーゼを食べるというよくわからない食べ方をしていました。

この日はあっという間に寝ましたが、翌朝はきちんと7時くらいに起きました…
昨日24時間くらい起きてたのに、人間すぐ普通に戻るんだな…と切なくなりました。
もうこの日から脚は筋肉痛がひどく、数日間ペンギン歩きになっていました…

超ビギナーがキナバル山を登ったら、過酷だけど楽しかった!

さて、ほぼノリと勢いで決めた今回のキナバル山の登山でしたが、超ビギナーでもなんとか行って帰って来れました!

あっという間に2週間が過ぎてしまいましたが、いまだに自分が行ったことが信じられなく夢のようで、写真を見ると”ああ、ちゃんと行ったんだなあ…”とじわじわと実感がわきます。
そうすると、あの夢のような時間も楽しかったなと思えるようになります。

それに、久しぶりの激痛の筋肉痛を感じていたら、”あの山よりつらいものはないなあ…”という無敵モードに入らせてくれます。
筋肉量も増えたかもしれないけど、なんか気持ち的なところでクリアになったような気がして、キナバル山に登れたんだからきっと何に挑戦しても自分なら大丈夫!と自分のことをより信じてあげられるような気持ちです。

加えて、山から戻ってからしばらく”下界にはなぜこんなにモノや人やめんどくさいことが多いんだろう…ああ、でも心と頭クリアでとても心地よい、何もかも許してあげよう…”みたいな、仙人モードに一瞬なりましたが、たしかに岩山と空と雲しかない状況ってなかなか経験することもなく、いろんな雑念がそぎ落とされたような感覚になりました。もう我々は天上人になったんだと思います爆
何か心に闇を抱えたらまた山に登ろうかな。

とはいえ、初心者でも登りやすいかと言われたら若干疑問で、思い描いているような階段ばかりではないし、それも段差は高いところも多いし、クライミングみたいなところもあればロープを引っ張って登ったり下ったりするところもあるので、全身で登った感じがします。
階段が多いと言いますが、個人的には階段らしい階段は3割、岩の段差3割、岩の壁3割、平地らしきもの1割かなあと思います。登山らしい登山を経験したことがないので、ありとあらゆるものが衝撃的でした。階段の多くも一般的な階段というよりも、2段・3段飛ばしか、止まっているエスカレーターが近い気がします。
植物も写真を撮っている余裕はなく、ウツボをみて普通なら”ポケモンのウツボットだー!”と大喜びするところを、”あ、ウツボットだ…”とぼけーっと眺めて写真を撮る気にもなれなかったです。
たぶん他の方で植物の写真が撮れているのは結構玄人さんではないかと思います…こういうときのためにGopro買っておけばよかったな~と思いました。

そして、帰ってからの身体への衝撃がすごかったです。
筋肉痛はもちろんですが、高山病か高山病の薬のせいか友達は吐き気、夫は顔のしびれ(すぐ治った)があり、わたしは首やあごも痛かったです。(噛みしめだと思いますが、2週間たってようやく全快した気がします。)
4000m級になると終わった後の衝撃もとんでもなかったと思います…

また山に登りたいかと言われたら、これ以上高い山はやめておきたいけれども富士山は登ってみたいなと思いました!もう一回キナバル山に登ったら、今度は感覚的にわかるから写真とかももっと撮れそう(そっち⁉)と思います!いつかリピートしようかな。

しかし、すごいのが山道で年配の方から「わたし2回目よ」と言われたり、Grabの運転手さんでも「俺は2回登ったぜ!あそこいいよな!」と、リピートしている方がいることです!
登ったことがない方のほうが大半なのですが、身体が元気なうちに自分の脚で歩いて何かを体験する・よかったと思ったら何度でもチャンレジするというのを諸先輩方が教えてくれたような気がするのでした。
そして、ローカルの友達を含め、みんなからおめでとう!すごい!をマレーシアでもらえる最高の場所でした。マレーシアでも最高の思い出です!
だからと言って、無理して登る必要はないと思います。

次回、持ち物・トレーニング編です。

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