【無事だけど過酷?】登山超ビギナーが東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)にチャレンジした話③(持ち物・トレーニング編)

マレーシア生活

ここまで実際の登山の様子をお伝えしてきましたが、終わってからこれ持っていけばよかった、むしろいらなかった、トレーニングが甘かったと思うことがあったので、自戒を込めて持ち物・トレーニング編をまとめたいと思います。

登山の記事はこちら↓

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【無事だけど過酷?】登山超ビギナーが東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)にチャレンジした話②(登頂アタック~下山まで)
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準備してよかったもの・いらなかったもの・準備すればよかったもの

持ち物はネットを検索して準備をしました。
山からの連絡でこれは準備したほうがいいよ、というものもありましたが基本的には細かい指示はなかったです。(外国あるあるなのか聞けばちゃんと教えてくれる)
初心者すぎてしょうもないのですが、個人的に準備してよかったもの・いらなかったもの・これ持っていけばよかった!というものを紹介します。

準備してよかったもの
お薬系

普段飲んでいるお薬もそうですが、別の方のブログを見て買う気になった高山病の薬。
コタキナバルの街中のファーマシーで買いました。なんとまるごと瓶では売らず、一粒ずつで打っていました(これはひとつぶ確かRM1なので27円くらい)
基本的にひとり1日一粒しか飲んではいけないのでかなり強力なもののよう…おかげでわたしは2日間終始ほぼぴんぴんしておりました!
そのほか、頭痛薬(パナドール)などあれば安心だと思います。

また個人的に疲れ・筋肉痛対策として、サロンパスなども持って行ってよかったと思いました。

また、ヒートテックも薄くて暖かいので寝るときに重宝しました。上下で持っていくとベストです。

個人的には、お背中タオルというものを作りました。
保育園~小学生のときに、スキー授業がありそのときにおそらく全親がつくって子供に着させていたものです。
タオルを2枚用意して端を縫い、地肌の上にすっぽりかぶります。(女性だとブラの上)そうすると、気温が低い時には温かく、運動している最中は汗を吸ってくれるので、運動後に取り出せば冷えた汗が肌に触れない!という代物です。まさか、小さいときの記憶が役に立つとは思いませんでした笑

あと、いつも使っているバスタオルが個人的には意外と良くて…
寝る時が寝袋だったのとアイマスクを忘れたので、自分がいつも嗅いでいる柔軟剤を嗅ぎながら寝られるのは安心感がありました。

いらなかったもの
大量の冬服
ロッジと山は寒い、というワードを見て、寒い=冬(生まれ育ったところ)をイメージするため、北海道北東北をイメージ。
そんな中、もし暖房なしで寝るとしたらやばいじゃん!!ということで、もこもこパジャマなども持って行ったのですが、あえなくポーターに預けるバッグに入らず持って行かなかったので、残念ながら使いませんでした…

準備すればよかったもの
多めの靴下と手袋
着替え用プラス1~2あるといいと思いました。。というのも、登山中に靴も手も濡れることがあり、ロッジで着替えるもののそこで雨が降って靴下をつぶすことがありました。。。せっかく2枚履きで寝ようとおもったのにーーー!と雨を恨んだものです。
手袋に関してはローズピークサーキットへのアタック時にロープをつかむことがあり、それが濡れてしまっていると手が冷たくなるので、多めに持っていけばよかったと思いました。

トレッキングシューズ
もう2度と登山なんてしないでしょう!と思って、新しい靴を買うよりも履きなれていたランニングシューズで行ったのです。(ルール上問題なし)
確かに軽くて歩きやすく、思ったより滑ららなかったのですが、特に下山時につま先が岩にぶつかったり、前に重心がかかって足の指に負担がかかることがありました。
こればっかりは安全のために形から入る…のがいいかもしれません!
このたった2日で足裏の底の部分はぼろぼろに!長年履いたのもあったのですぐ捨ててしまいました。
また、夫のランニングシューズは無事だったものの泥がひどいので洗うのが大変。
そして、トレッキングシューズで挑んだ友達夫婦もまさかの両靴が壊れてしまいました。結構しっかりしている靴でも、これくらいの山になると壊れやすくなるんですかね。。。

ポーターさん用のバッグ
もしポーターさんにお願いをするなら、ある程度ちゃんとしたバッグのほうが運びやすそうだと思いました。なぜなら、用意していたバッグが朝崩壊してしまい、持っていたゴミ袋で代用したので、見た目的にもなんだか申し訳ない気持ちに…
口はチャックなどできちんと締まるもの、スポーツ用のボストンバッグなど雨に濡れても大丈夫な素材がいいと思います。見かけた中でいいなあと思ったのはIKEAの袋でした。

ちゃんとしたヘッドライト
山頂へのアタックは深夜スタートなのでヘッドライトは必須になり、ロッジでの貸し出しはないようでした。夫が偶然持っていたヘッドライトを2つ持って行ったのですが、電池切れなのか整備不良なのかほとんど動かなくて使えなかったです。
ちゃんとしたところでヘッドライトを買うことと、予備の電池を持っていくことをお勧めします。


お菓子系はチョコレート、アミノ酸やポカリなどの甘い飲み物

体力が奪われるので結構お腹がすきます。水だけだと物足りなくなるので、アミノ酸やポカリのような甘めの飲み物や、チョコレートは口のなかで溶けるので食べやすかったです。
シリアルバーやナッツなども持って行ったのですが、噛みしめのせいか顎が疲れていて固いものはあまり食べる気になりませんでした。
加えて、山の気圧でポテチの袋がパンパンになった!を見たい方はぜひポテチを持参してください★

GoPro

ほんとにあればよかったものですが、結構疲れて写真や動画を撮る気がどんどん失せてくるので、スイッチオンのまま記録してくれるGoProがあればすごく重宝しただろうなと思います。

こんなトレーニングをすればよかった

事前にしていたトレーニングは、自宅のコンドミニアムの階段を上る+日が近づいたら荷物を背負ってみる、などを1カ月ほどしていましたが、ちょっとこれでは物足りないなと思いました。
さらに仕事もあるとトレーニングできる日も限られるので、可能な限り過酷さに慣れておくのがいいかもしれません。

そこで今思うことは、止まっているエスカレーターを上り下りするです。
マレーシアあるあるなので、他の国では難しい(特に日本)と思いますが、帰ってきてからこれを体験したときに結構感覚が似ているなと思いました。
ただ、これに遭遇することはそこまで多くはないので、2段飛ばしか3段飛ばしで階段を登ってみるのがいいかもしれません。
下りにもコツがいるので、Youtubeなどに下山の仕方の動画があるので参考にするといいと思います。

以上で、キナバル山レポは終わりです!
想像以上に過酷でしたが、今となってはいい思い出です。
これから計画しているみなさま、どうぞ気を付けて楽しんでください!

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