【マレーシア生活】Hari Raya体験!マレーシア人のお宅訪問

マレーシア生活

※このお話は、2019年に書いたものをリライトしたものです。

長い断食が明けました!

1ヶ月もの間、日が昇っている間は食べてはいけない…

そんなラマダンの時期にマレーシアにやってきました。

そのため、街中を歩いていてもレストランは閉まっていたり空いていたりとちょっと寂しいかんじ。

そんな貴重な時期を最初に体験できたのですが、さらにラッキーなことがあったので書き留めておきたいと思います。

お正月かな、断食明けは国を明けでフィーバー!

断食明けに ハリラヤ というものがあります。

日本のお正月のようなもので、数日間ほど祝日になります。
そのため、ショッピングモールも華やかに飾り付けされ、セールがあります。

そして年末年始をお祝いするかのように、その週はまるっとおやすみして帰省したり、家族で過ごす方も多いようです。

そんな祝日に何もすることがなかったのですが、去年マレーシアを旅行した際に偶然知り合った友人に誘われて、マレーシアの一般家庭のハリラヤに行くことになりました!

ひとのお家お訪問がとても苦手なわたしなのですが…せっかくだから行くしかない!と思い、ついていくことにしました。

ローカルな雰囲気に、気分はホームステイ

クアラルンプールから電車と車で1時間半ほどかかったでしょうか…
いわゆるカンポン(田舎)にやってきました。

小さな駅に着くと招待してくれた方が車で迎えに来てくださりました。
日本語の先生をしている友人の生徒さんだそうで、日本語もとても堪能で安心しました。
助手席には生徒さんの友達もいて、みなさん初めまして状態。
友人のおかげもあってだんだん打ち解けてきました。

しばらく車通りの多い道を行くと、だんだんと緑の多い風景に変わっていきます。

小道にそれると、一軒家が並ぶエリアに入っていきました。
日本でいう部落というのでしょうか…

聞けば親戚の家が並んでいるそうです。


そして到着!

恐る恐るお邪魔しました。

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お邪魔したお家。

バジュクロンと呼ばれる民族衣装でみなさん集まっていました。

このハリラヤで新調するのですが、家族ごとに色を揃えて買うらしいです。

ピンクかわいいなぁ。
このとき友人もバジュクロンを着ていたのでちょっとうらましくなりました。

ふと、友人はこのご家族の息子さんと関りがあるからまだ呼ばれるのはわかるけど、わたしなんてその友達だから関係性がとっても遠いのに、みなさんひとりひとりに挨拶してもらい驚きました。
いい気にしないのもあるし、興味があればどんなひとでも受け入れる心の広さがあるのかな。

いわゆる本家のようなところだったそうで、続々と親戚一同が集まってきます。

マカン(食べる)!

リビング?に通してもらい、まずはお菓子をジュースをつまんでてねと言われました。

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一種類ずつ、便に分けられているのでなんかおしゃれ。

このお菓子セットが各テーブルにありました。

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このゼリーのようなものは(もちろんゼリーではないのですが)日本のお仏壇に備える、食べれるフィルムがついたゼリーのよう!

懐かしい味がします。

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これって、でんろくまめ…?

やめられない止まらないです。


買ってきたお菓子もありますが、妹さんたちが作ったというお菓子もあったので、これだけでお腹いっぱいになりそうでした!

時々、到着した親戚の方々が挨拶に来てくださりますが、宗教の兼ね合いか男女の握手はNGなようで

女性の親戚の方々と握手しました。

握手のあとに、手をそっと胸に置くのが挨拶と教えてもらいました。
動きがとても滑らかでかわいいです。

そして、ご飯できたよーということでダイニングへ通してもらいました。

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嬉しいことに家庭料理が食べられます。
ビュッフェスタイルで、好きなものとってねとお皿を渡されました。

欲張りなのでとりあえず全乗せしてみます。

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ご飯はココナッツミルクが入っているらしく少しもちもちした食感。

ちまきのようなものもあります。

カレーもチキンも、全部おいしい〜♪

これがお母さんの味が〜と噛み締めながらいただきました!
到着した親戚の方々も続々とご飯をいただきにやってきます。

マレーシアの方は食べるのが大好きと聞きますが、本当にずっと食べている…
親戚が集まっているからかもしれませんが、お菓子からご飯までいただいてまさにお正月気分です。

マカンはマレーシア語で「食べる」の意味。
最初のほうに覚えた重要ワードです笑

猫と自然

おかわりして、お腹いっぱいになったらまったりします。

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ご飯を食べていると飼い猫がぞろぞろやってきました。
人懐こくてかわいいです。

イスラム教は犬は不浄なので、猫のほうが飼われるようです。

(でも招待してくれた子は、柴犬が好きなようで待ち受けにしていました)

お腹もいっぱいになったので、庭に出てみました。

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マンゴスチンでしょうか。
庭に木がありました!

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これはドリアンの木だそう!

20年以上あるようでとっても立派です。

実もついていないので、臭くはなかったです。

聞けばマンゴーをはじめ、いろんな果物の木があるよう!

日本でいうりんごの木の感覚です。

そしてアリに噛まれて家の中に避難。(アゴ強すぎ!痛い…)

日本語を勉強している学生さんなので、家の中には漫画がありみんなで読んだり、

日本語も上手な方なので会話にも困らず、時間が過ぎるのもあっという間でした。

続々訪れる親戚

お菓子をつまみながらまったりお話していると親戚の方々が続々とやってきます。

何組いるの!?というくらい続々です。

家族ごとにバジュクロンの色が違うので、”あ、ここは同じ家族だな”と見分けられます。

おもしろいですね。

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そしてみんな座ってご飯を食べ始めます。

まさに田舎のお盆のようなお正月のような感じがあります。

ちょっとおうちの中も探検させてもらいました。

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キッチンにはこんなにたくさんのお菓子が!

ハリラヤ自体は2日間だけですが、ここからおよそ1ヶ月間は親戚が集まる期間だそうで準備は万端ですね。

お盆からお彼岸のような感じもします。

まったりしていると、お家のお父さんから「もっと食べろ食べろ」と言われます笑

もうお腹いっぱいだよーと答えると

「食べて休んで食べて休んで…それがマレーシアン カルチャーだ(笑顔キラーン☆)」

と言われてしまったので最後にもう一皿いただきました…笑

(この日は夜ごはんは食べれなかったです笑)

そして外にも猫ちゃんがいました。

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最近産まれたらしく、ちっちゃくてかわいい〜♪

ほっこり眺めていました。

手ぶらで来たのに、お土産までもらってしまった

6時間近く長居させてもらいました…

その間、時間が来ると家族のみなさんはお祈りをするときもありましたが、基本的には日本語が話せる方がずっとそばについてくれて安心してずっといられました。

そして帰りがけに思わぬプレゼントが…

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手ぶらで来たのにお菓子とまさかのお年玉!

ドゥイラヤと呼ぶそうです。

家によっても違うと思いますが、独身までもらえるらしい…

しれっともらってしまいました…!

(たぶん多めに持ってきた家族がくれたんだと思う。)

金額は合わせてRM15ですが、久しぶりのお年玉に感激しながら帰りました。

貴重な体験をさせてもらった!

往復にすると3時間ほどだった(なぜかマレーシアの移動は長く感じる)ので、移動はつらかったのですが、日本のお正月のようになんだかほっこりした時間を過ごさせてもらいました。

普通に現地の会社で働いていても、ローカルのおうちを体験することはなかなかできないと思うので、とてもすてきなご招待をいただけたと思います。

そんな貴重なハリラヤ体験でした。

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