国外挙式?海外挙式? | メリットとデメリットを比較してベストな1日を選択する

国内挙式

結婚式や披露宴をする際、
多くの人は国内のみで行う人が多いと思います。
とくに、会社の人を呼ばなければいけない、
(わたしはこれがよくわからないのだけれども…)、
また大勢の親せきを呼ばなければいけないなど、
昔からの慣習がある場合は
あまり海外へ行くという選択肢は
ないのかもしれません。

しかし、近年は海外旅行のハードルも下がり、
芸能人をはじめ海外挙式をする人が増えてきました。
好きな人だけを集めて、好きな場所で行う海外挙式は
どんどん人気になってきています。

そこで、両方を経験した身として、
双方のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
あくまでも個人の感想ですが、
挙式のスタイルや場所に悩まれている方の
参考になれば嬉しいです。

まずは自分がしたくない結婚式を想像する

挙式選びのポイントで、
したいことばかりが浮かぶ人はうらやましいのですが、
アラサーにもなると先に友人のセレモニーを見ているので
やりたくないことのほうが目につきます。
性格悪いですね笑

そういうのもあって
わたしは結婚式をしたくありませんでした。
国内挙式のイメージが
あまりよくなかったからです。

でも「したくない」を掘り下げると、
「これをしたら/除いたらしたい」という
願望も隠れているんです。
それが叶えられるのであれば
やってもいいのかもしれないと
前向きに思えるようになりました。

例えば、私がこれはやりたくないと思うことは…
・大人数のホテル婚
→格式が高すぎてめんどくさそう
・会社の人を呼ぶ
→呼ぶ意味がわからない
・余興
→なんでゲストがやらなきゃいけないの
・2次会
→また考えるのがめんどくさそう
・会場かぶり
→みんなと同じは嫌なのよね…
と、掘り下げると好みが見えてきます。

つまり、これらを反対にすればしたいものが見えてきます。
・人数はそこまで増やさないカジュアルな会場
・会社の人は呼ばない
・余興はしない/するなら自分たちでやる
・2次会なんていらない
・会場かぶらないのは海外

と、とにかく王道は避けたかった&めんどくさがり
なのがわかります。

反対に、これはやりたいというものもありました。
・海外挙式
・親と友人だけで少人数制
・和気あいあいとアットホーム

もちろん途中でやりたくなって
細かくテコ入れしたものもありましたが、
最初はこれしかなかったです。

実は夫のほうが結婚式したほうがいい派だったので
しょうがないなやるかーという感じでしたが、
海外志向もあり、全体的な好みも合ったのですが
国内披露宴が終わるまでに
何度も話し合いや調整を重ねました。
もう仕事をしているような感じでした笑

結果、海外挙式は2人だけになり、
国内披露宴はレストランで行うことになったので、
このやりたい/やりたくないは網羅できたのです。

このようにたとえ結婚式をしたくなかったとして
両方がしたくないのであればいいのですが、
例えば片方がしたかったり、
両親の希望を叶えるうえでも
結婚式をやる方もいると思います。
正直、結婚式の作業は腰がかなり重くなります。
まして、海外とか不安だし!と思う方もいるでしょうが、
実はメリットも多いのです。

特別感がすごい!海外挙式ならどこでもフォトジェニック

ではまず海外挙式のメリットです。

海外挙式のいいところは、
1、意外と安い
2、特別感と差別化
3、写真が苦手な男性も楽しめる、自然との写真はまさにフォトジェニック
4、かなりカジュアルでアットホームを味わえる


反対にデメリットは、
1、参列者数が制限される
2、海外旅行に慣れていないと不安になるかも


だと思います。

まずメリットの解説をします。

1、意外と安い

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わたしたちが挙げたリッツ・カールトンバリ。
2人だけだったこともあり、
広々と会場を使用することができました。
日本のリッツでゲストを呼んで
パーティをしようと思ったらおよそ500万以上かかります。
しかし、バリで挙式のみであれば
50万円程度でできてしまい、
そのあとで10名程度の食事会を開いたとしても
20万円程度のプラスなので
先出しのお金がかなり少なくて済みます。

さらに、グアムやハワイでも会場を選べば
会場費を抑えられるところは多いです。

2、特別感と差別化

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まだまだ国内での挙式のほうが盛んなこともあり、
海外で挙げただけでちょっとした特別感や
友達との差別化を図ることができます。
会場かぶりはなかなかないと思います。

日本にはないような大きくでスタイリッシュなチャペル、
欧米の本場のステンドグラス、
風が通り抜けるガーデンでのパーティ、
脚を伸ばして現地のアクティビティに参加…
など、国内の結婚式よりも
ハネムーンもかねてかなりエンジョイできます。
ホテルの敷地内でアクテビティが毎日開催されていたのですが、
夫がヨガにハマって毎朝一緒に参加していました。
挙式日当日も参加するパワフルさです笑

特に、日本で人気の会場の場合、
同じ日に挙式するカップルにすれ違う可能性が
高いのですが、
特にバリだとすれ違う人はいませんでした。

3、写真が苦手な男性も楽しめる、自然との写真はまさにフォトジェニック

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こういう写真によく付き合ってくれたなぁと思いますが
なぜか写真を撮られるのが好きになっていった夫。

女性は写真に慣れていますが、
世の男性の多くは撮られることが苦手で
前撮り後撮りにも難色を示す方が多いと聞いています。
わたしの夫もそうで、
最初はフォトツアーをする意味がわからないというタイプでしたが、
海外での写真は、顔面よりも背景に目がいくこともあり、
総合的にいい写真を残すことができるのです。
なのである程度表情に失敗しても
背景がカバーしてくれるので
なぜか素晴らしい写真になってしまう
海外マジックがありました。

光の強さも国内とは違うので
パキっとした鮮やかな写真が残せるのも
とっても楽しかったです。

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顔を隠してもいいかんじですよね。
最高のデートです。
でも姿勢だけは注意したほうがいいですね。
猫背の旦那さんを持つ方は気をつけてください。

4、かなりカジュアルでアットホームを味わえる
とにかく日本の挙式よりも作業が少なく、
準備が楽だった海外挙式。
例え両親や友人を呼んだとしても
そこまで厳しい服装のルールなども
なかったと思います。
好きな人だけを呼ぼうと思えば
カップルにとっても
比較的リラックスしてパーティもできるのでは
ないかと思います。

反対にデメリットです。

1、参列者数が制限される
よく言えば「好きな人だけを呼べる」なのですが、
もし友人が多かったり、
結局会社の人にも披露しなければいけないとなった場合、
海外に気軽に来てくれる人は減ります。
また、少々めんどくさいのは
来てくれる人の飛行機やホテル料金、
また海外に慣れていないと挙式前後の配慮などが
必要になります。

2、海外旅行に慣れていないと不安になるかも

海外挙式関係の花嫁会に参加したことがありますが、
基本的に海外旅行が好きな方が多く
初めて海外に行くという方はいませんでした。
なので、あまり海外旅行にいったことがない
となると、少々ハードルが高く感じるかもしれません。

打ち合わせも挙式の担当者は日本人であったり
通訳がつくので安心できますが、
一歩会場から出ると日本語が通じないところも少なくはないです。
とはいえ、ハネムーンで海外に行くのであれば
全然大丈夫な気がしますけどね(考えなさすぎ?)

誰もが集まりやすい!安心安定の国内挙式

反対に国内挙式についてです。

メリットは、
1、ゲストがいる
2、食事・水の安全性が高い
3、交通の利便性がいい


デメリットは、
1、準備がえぐい
2、気遣いで疲れる


だと思います。
会場が被ることは地方だとあると思うし、
余興もやりたくなければやらなきゃいいし、
ドレスも正直持ち込んでしまえば差はないので
デメリットには入れませんでした。

それぞれを解説します。

1、ゲストがいる

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国内挙式の最大のポイントはこれだと思います。
家族や友人に見守られながら
最高の1日を過ごすことができる、
こんな日は結婚式か葬式くらいですよね。

まさにお世話になっている人たちに
自分たちの晴れ姿を見てもらえるチャンスの日です。

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バールダウンやバージンロードも
両親と一緒に歩くことができたり、

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ファーストバイトではたくさんカメラを向けてもらったり、
とにかくゲストの歓声に
おもしろかったかなー?とドキドキしながら
反応を楽しんでいました。

ゲストがいる、とざっくりした書き方なのですが、
わたしたちは家族の病気の都合もあったので
2人きりで行いました。
それはそれで充分楽しかったのですが、
もし両親も一緒に来たら楽しかったのにな~と思います。

また、当初海外挙式に家族と友人を呼ぼうと
声をかけたことがありますが、
どんなに仲が良くても
そこまではお金をかけたくないと断られます。
逆にはっきり言ってくれてありがとう笑
海外挙式は金銭的な面でも
ハードルがぐっと上がってしまいます。

しかし、国内披露宴を行ったことで、
距離や金額(会費制にしました)を
あまり気にせず多くの方が来てくれたおで
ゲストからしたら国内のほうが楽なんだなと
改めて思いました。

2、食事・水の安全性が高い

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当日は体調も万全で、
国内披露宴の前にハンバーグランチを
食べて臨んだくらい元気だったのですが
当日は忙しすぎて全然食べられなかった料理…
国内披露宴はやることが多すぎて
ゆっくりご飯が食べれないのも悲しいです。

しかし、海外と違う点は
食事や水にそこまで気を遣わなくていいというところです。
海外だと水道水やプールの水で
お腹を壊してしまうこともあり
滞在中のゲストに対して注意を払わなければいけません。
(もちろんパーティ中は大丈夫ですが…)
基本的に料理も一流レストランの場合が多いので
よほど好き嫌いがなかったり
ウェスタンやイタリアンが苦手でなければ大丈夫。

でも、繊細な人っているじゃないですか…
そんなとき、国内であれば
日本人に合った、日本人のための料理が提供されるので
そこに気を遣う必要はありません。
そして結婚式場の料理のレベルは
だいぶ上がったと思います。

わたしたちは歴史あるレストランで
料理数も6皿程度でしたが、
ほどよくちょうどいい量だったようです。
地方ではもてなすために食べきれない量を提供するのが
マナーであると聞いたことがありますが、
もったいないと疑問を持っていたので
いいレストランでいつもよりリッチな食事を一緒に楽しむ
という点では、レストランウェディングはいいと思いました。

3、交通の利便性がいい
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写真は関係ないです。
基本的に、どの交通の便をとっても、
海外よりも安全でゲストも慣れているので、
移動に対してあれこれ指示する必要が少ないです。

もちろんわからない人や親族にはきちんと伝えてはいますが、
ある程度放置しても大丈夫なところもいいところです。

反対にデメリットについて解説します。

1、準備がえぐい
わたしが国内挙式をやりたくない理由のひとつに
この準備のえぐさがあります。
海外挙式は2人だけの超少人数だったこともあり
自分たちのことだけを考えていればよかったのですが、
国内は数十人をマネジメントしなければいけないので
とくかくきつい。
わたし結婚式するのに向いてないと思いました。

そもそもプランナーさんはプランニングをするというよりも
事務と確認作業がメインなので
コーディネーターのほうが
正しい呼び方なんじゃないかと国内では思ったくらいです…

まずは参加者で友達の行く行かないで揉めるので疲れ、
びっくりしたのは招待状の発送を自分たちで行ったことです。
袋詰めして、切手を貼り、郵便局へ行く…
本当にこればバイトを雇いたかったです。

基本的に王道で通す予定で話が進むので、
紹介ムービーなども自分たちで作ったり、
曲の選曲などもまあまあ時間がかかります。

2、気遣いで疲れる

結婚式は友達の選択?とも言われますが、
まさにこれで考えが合わない子が出てきたりして
傷つけないように断るにはどうしたらいいか、
直前になって欠席者が出て会費の回収で疲れました。
(会費だったので回収することにしました)

自分の親族だけであれば
そこまで気を遣うことはないのですが、
義家族のほうには粗相がないようにしなければいけないので
気を遣う性格の人には
ちょっと気が重いかもしれません。
というのも先に海外挙式をしていたので
カジュアルな雰囲気に慣れてしまっていました。
それと比べると本当に疲れました。

料金の差はあるのか

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この辺はうる覚えで申し訳ないのですが、
ざっくりとした料金こんなかんじでした。
内訳はだいたいの金額になります。

ウェディングドレス(4回くらい着た)
セミオーダー 35万円

タキシードと靴 15万円

海外挙式
旅費込みで140万円くらい。
ホテル内挙式・ロケーション撮影・ビデオ撮影・アルバム代 90万円
市内ロケーション撮影3-5万円
飛行機代2人で10万、滞在費20万(バリ・シンガポール)
その他食費・アクティビティなど20万

国内挙式
おおよそ200万円くらい。
会費制でひとり2万5000円×60人
挙式費用15万円
ピアノレンタル料 2万円
その他追加 20万円
お直し用ドレスレンタル 20万円

会費制については、わたしたちが払うことはなかったので
差し引くと60万円程度でした。
なので、あまり金銭的に余裕がなくても
数十万円あれば結婚式はできます。

結局どっちがいい?

個人的にもしまたやるなら海外です。
何度だって海外でやりたいと思ったくらい
とっても楽しかったです!

反対に国内は思った以上に大変でした。
吐きそうになるくらい準備がきつくて、
できればもうやりたくないのです笑

ただ、わたいは国内披露宴の会場が大好きです。
提案されるまで申し訳ないのですが知らなかったのですが、
とてもすてきな会場だったので、
また個人的に食事をしに行きたいと思いました。

これから結婚式をするカップルごとに
悩みは違うと思います。
しかもかなりの大金をつぎこむ大イベントです。
夢を叶えたい花嫁さんも多いと思いますが、
きちんと旦那さんと話し合い、
どんなめんどうなことでも一緒に太刀打ちできるように
チームになる必要があります。
お互いが気持ちよく終えられるように
挙式選びのポイントとしてまとめさせていただきました。

お知らせ
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そのまま使用しておりますが、すべて@ricopeaceで使用しているものです。

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