海外でコーチングを勉強し始めました-その1-

コーチング

最近流行りのコーチングですが、かねてから興味があったのでついに勉強し始めることにしました。
たくさんのコーチング関連のブログや、先駆者の方も多いのですが、なぜ今回コーチングを勉強することにしたのか、どのような資格にチャレンジするのか…などなど、まとめてみたいと思います。

そもそもコーチングとは何か

ちまたでちょくちょく目にしますが、コーチングの語源の話をしたいと思います。

コーチングは英語でCoachingと書くように、Coachがもとになっています。
このCoachの語源は「馬車」を示すそうです。
そのため、「大切な人を目的地まで届ける」という意味がCoachingにはあるそうです。
(ブランド品のCoachは、だから馬車のマークなんだ!と気がつきました)

そのため、コーチングって何?という問いがあると”導く”というワードが出るように、相談者(クライアント/コーチ―)が目標(ゴール)まで伴走してサポートする意味合いがあります。

導くといってもコンサルティングやメンターのように、何かしら先に経験している人からアドバイスを与えたり、ソリューションと提供するのではなく、あくまでも目的地にたどり着くまでの”答えは相談者が持っている”という認識なのです。

そのため、馬車といってもコーチが相談者を乗せて目的にまで走るのではなく、馬を操るのはあくまでの相談者なのです。

なんだ、それならわたしだって目標の達成なんてできるやい!と思うかもしれないのですが、正月にたてた1年間の目標のように、うまくいかないことが多かったりします。

例えば何か資格を取りたいと思ったときに、その資格が年に5回あったり、仕事が忙しかったりするとそれを理由に先に延ばしにすることもできますし、資格の費用をつい他の用途に使ってしまうこともあるでしょう。
勉強の時間を確保したくても、もっと楽しいことに時間を割いてしまったりと、世の中には道草がたくさんあり、くねくねとした道を走ると目的地がどんどん遠のいてしまいます。

ときに、勉強することが怖くなることもあります。
なにかを始めるときには不安や心配事がつきものです。
できなかったら、人から何か言われたら…と失敗を創造すると一歩を踏み出すのもおっくうになってしまうこともあるでしょう。

そんなとき、コーチングはその人の不安を取り除き、ゴールに向かってサポートするという役割ができます。
なにかのプロフェッショナルではありませんが、馬車でいうムチであったり(痛くはしません笑)、心のサポーターだと思っています。

コーチングに興味を持ったのは、一度つまづいたから

コーチングという職種があるのを知ったのは、大学の先輩が社会人になってから勉強していたのがきっかけでした。
当時の先輩は人生でうまくいかないこともあったのを知っていたのですが、それを振り切るようなあまりにもきらきらした発信が多かったのもあり、はじめは先輩…大丈夫かな?と思っていました。
今となってはごめんなさいです。

実際に自分が勉強しよう思ったきっかけもあります。
それはある転職先で適応障害になったことです。
話せば長くなってしまうので改めて書いてみようかと思うのですが、以前いた会社で嫌な先輩社員が教育担当になったことが原因でした。
後から聞く話では、他の後輩女性社員も休職に追いやってしまたり、周りも手が付けられないお局さんのようでした。(モデルのようにきれいな人だったんですけどね)
ある日を境に涙が止まらなくなり、会社に行く気になれず、ベッドから起き上がるのもつらいし、お昼のテレビを見ても涙が出て気がつけば夜になっていて、家事もできないような鬱々とした日々を送っていました。

心療内科で適応障害の診断を受けてからはその会社を退職し、もらった薬を飲みながら療養していました。
適応障害は原因から離れると治る病気と言われているので、しばらくすると外に出て散歩をしたり、家事ができるようになり、心療内科も卒業することができました。

そのタイミングで入籍したのですが、当時はよくこんな働かない女と結婚したなあと夫には感謝しかなかったです。
わたしが目指していた女性像は、自分の母のように定年近くまで働く女性だったので、これから一緒になる人に何もしてあげられない自分に嫌気がさしていました。
また、元気になっていくと同時に改めて仕事がしたいと思うようになるのですが、また嫌な人間関係に当たったらどうしようと、社会に出るのが怖かったです。


そこで偶然ネットの検索でコーチングを見つけました。
そういえば先輩がやっていたな~と思いつつ、なんだかコミュニケーションや考え方が楽になりそうと思い、とある講座を申し込むことにしました。
数段階ある中の基礎中の基礎のコースだけだったので、お財布にも優しい値段でした。

たった数日の講座だったし参加人数も少なかったのですが、結果自分の考え方のクセを見つけられ、少しでもコミュニケーションが楽になるポイントを知ることができたのです。
また、コーチングは参加者はみな承認者という意識があるため、だれも意見を否定することがありません。
そのため、会社を辞めてしまったし、収入もない時期で人として何もできない、理想の女性像と全然違うと自信がなかったのですが、そこにいるだけで充分がんばっているような気持にさせられ、とてもあたたかい気持ちになったのを覚えています。

残念ながら、(当時お金があまりなかったので…)それ以上講座を続けることはできなかったのですが、コーチングってすごいんだなと思うようになり、いつか改めて勉強してみたいと思うようになりました。

この出来事は、これまでの約30年間で初めての体験でした。
まさか、自分が仕事でつまづくと思わなかったのです。

自分は明るくてみんなに元気を与えられ、柔軟性があるから誰とでも仲良くなれる!というような性格だと思っていたのですが、田舎育ちなゆえ、周りと比較されたり、我慢が美徳のような環境(文句を言うとわがままと言われいました)だったので、どこかゆがんだ見方をしたり気持ち的に疲れたり、自分の自己肯定感も下げていたんだなと思います。
それが偶然この先輩によって露呈されたのかもしれません。

このつまづきが自分に新しいきづきを与えてくれました。
よく考えたらあの嫌な思い出がなかったらコーチングを勉強しようと思わなかったので、あの怖い先輩にはどうも~と微笑み返したいです笑
もともと人事系の仕事をしていたので、人のキャリアには興味があったのですが、この自分の出来事をきっかけに、適材適所の採用をしたいと思うようになったり、キャリアって仕事を探すことや働く上での話だけではなく人生そのものだと考えるようになり、人の人生を応援する人的支援ができたら自分も楽しいだろうなと思うようになりました。

そして、日本はストレス社会です。
いわゆるブラック企業やハラスメントなど自分ではどうにもできないものもありますが、やりたいことを嘲笑したり卑下する文化も強いのではないかと思うようになりました。
(SNSのコメント欄怖い!)
東南アジアで実際に現地採用として働いていますが、ストレス具合は日本の日系企業にいたときよりもはるかに低く、同僚も細かなことを気にしなかったり、協力的で優しい人に恵まれたのもあり、気持ち的におだやかな日が多いです。
相手を傷つけてマウンティングをとるのではなく、自分の人生に集中したり、心に余裕がある人が増えたらもっと優しい世界になれるのでは…
なんて壮大なことも思ってしまいます。

ちなみに今は元気です。
もちろん人間なのでときどき落ち込みます。
コロナも相まって寂しい思いをしたり、仕事でうまくいかないこともあります。
こればっかりはしょうがないです。

というわけで、本格的にコーチングを勉強することにしたのですが、ご存じのようにスクールってたくさんあります。
どのスクールに通うことにしたのかなど次回ご説明します。

また、コーチング関連はnoteでも更新しているのでよろしければご覧ください。

【しあわせの小粒を集めて】こんぺいとう夫妻のコーチング備忘録|Rico@ライフ&キャリアコーチ|note
-ˋˏ 夫婦でコーチングを、しかも海外で勉強していますˎˊ- なぜコーチングに興味を持ったの?わざわざ英語で勉強するのはなぜ? 夫婦でコーチングを勉強していいことある? などなど、コーチングについて書いていきたいと思います。
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