インターナショナルコーチングウィークがおもしろかったのでレポする。

コーチング

5月17日~23日の1週間、国際コーチング連盟が主催する”インターナショナル・コーチング・ウィーク”というものがありました。

学校の先生が、マレーシアのセミナーだけを教えてくれたのですが、HPを覗いてみると全世界のウェビナーに参加できるようじゃありませんか!

これはおもしろそう~(英語の勉強にもよさそう)と思い、いろいろと参加してみました。

今回も文字ばっかりです。

International Coaching Week (ICW) とは?

1999年に始まった国際コーチング週間(ICW)は、プロのコーチと仕事をすることの価値を一般の人々に伝え、コーチングのプロセスを通じて得られた結果や進歩を認める、1週間にわたる世界的な祭典です。

International Coaching Week

説明を読むと堅苦しいのですが、ICFに関連するコーチたちがコーチングに関わるウェビナーやワークショップを開催してくれます。

この週は毎日、毎時間さまざまなチャプターが開催されています。

国際コーチング連盟(ICF)が主催ということもあるので、かなり信頼できるイベントです。

昨年も5月上旬に開催されていたので、毎年5月ごろに開催されているようです。

ワークショップによっては、ICFの資格の更新に必要なCCEU(継続コーチ専門教育の単位)が発行されます。
ほほう…ここでこの単位を得られるのか!とわかりました。

参加方法や料金

気になるチャプターを選んだら、登録ボタンを押して簡単な個人情報を入力します。
ICFに関わる人だけでなくても参加が可能です。

日付や言語、国などでも検索ができます。英語が一番多いようですが、日本のチャプターもいくつかありました。

時差も比較できるのがまたありがたいです!

驚くことに、ほとんどが無料で参加できます!

わたしは全部で8つ参加したのですが、支払いをしたのはひとつだけでした。

優しすぎる・・・!

CCEUが発行されるか否かも登録のページから確認できます。

1時間で1単位のようです。

参加日が近づくと、メールでzoomのリンクが送られてきます。

8つと言ってもほとんど時差の都合もあり夕方から参加できるものや、土曜日に多く参加しました。

さてどんなものに参加したか紹介していきます。

どんなセミナーやワークショップがあるのか?

わたしが参加したのは、

1、 Instagram Masterclass for Coaches(チェンナイ・インド)

2、Coaching Women to Elevate their career in Covid times(アイルランド)

3、ICF Japan Coaching in English Group(日本)

4、HR Leadership in the New Norm of Post Pandemic(マレーシア)

5、Get what you really want with Appreciative Inquiry(US)

6、Forgive and Forget Mindfulness & Meditation, and Yoga for the Soul(アイルランド)

7、Integrating your Masculine and Feminine Energies(コルカタ・インド)

8、Coaching the brain-The art and science of happiness(インド)

です。

意識していたわけではありませんが、インドが多めになっていました。

実は8は登録していなかったのですが、7が終わった段階で「10分休憩!次はこれをやるからみんな待っててね」というアナウンスがあり、そのまま待っていたら見れました。

よくよく全体のスケジュールを見ると、インドは1日の中でも長い間いろんなチャプターをぶっ通しで開催しているようでした。すごい・・・

ひとつずつ簡単に説明していきます!

1、 Instagram Masterclass for Coaches(チェンナイ・インド)

コーチのためのインスタグラム講座でした。講師は香港在住のおそらくインド出身の方。

インスタグラムの歴史や各国の利用者数などを踏まえ、インスタグラムの効果をお話いただきました。
ちなみに、インスタの利用者数はアメリカに続いてインドが2位(日本は7位)とのこと!
もちろん国民数が多いから利用者数も多いのかもしれませんが、これはインスタを利用したくなりますよね。なので、ウェビナーの参加者も100人越え!
意外と日本も貢献しているのも驚きです。

ちなみにこの回の講師のフォロワー数は5000人以上!しかも投稿数も600以上と、地道な努力がうかがえます…
たまに追っていますが、毎日のようにマメに更新しています。

実用的なネタが聞けておもしろかったです。

2、Coaching Women to Elevate their career in Covid times(アイルランド)

コロナ禍での女性のキャリアを考える講座でした。といってもコロナ禍でなくても参考になるような講座でした。

ウェビナー中にコメント欄で質問受付をしていたので、質問したところあえなく時間切れになりってしまったのですが、Linkedinでのつながりや質問歓迎!と仰っていたので、素直に信じて申請して質問を送ってみました。

するとつながりの許可&丁寧な回答が返ってきて感激でした。

海外の女性の方が自己肯定感が高かったり、自信があるから日本とは比べられないと思ったのですが、実はアイルランドも同じでね~みたいなお話が知れて、世界共通で悩みは一緒なんだな~と思うと、自己肯定感や自信をつけるというのはコーチングをするうえでもキーになりそうだなと思いました。

3、ICF Japan Coaching in English Group(日本)

日本のチャプターですが、英語のグループに参加しました。
テーマは今流行りのSDGとコーチングを掛け合わせたものでした。
途中のペアコーチングも英語なので久しぶりの英語のコーチングにあたふたしました…

日本なのにあえて英語のチャプターに参加するのはなんでなんだい?と思う方もいると思いますが、単純に英語で勉強したかったからです。

それに、日本のチャプターでも日本に関わりがある外国人の方と交流できるので、第二言語でのコーチングの大変さを理解してくださっているのがありがたかったです。
英語でのコーチングは大変だったという話をすると、「そうなんだよね、第二言語は筋トレのようなものなんだよ。だから短い時間から始めて慣れていけばいいんだ」というコメントをいただいて、言語を学ぶ人が誰もが大変だと思うと安心しました。

比較的参加人数が少なかったので、交流もしやすくペアコーチをしてくださる方も見つけられました。

4、HR Leadership in the New Norm of Post Pandemic(マレーシア)

コロナのパンデミックにおけるHRリーダーシップについてのウェビナーでした。
慣れているからか、マレーシアチャプターは安心します笑
アンケートではHRのリーダーシップ層がの参加が多かったのですが、何かしらHRに関わる人の参加が多かったです。人数も100人以上といろんな国からの参加がありました。

このような時期での組織開発においては、やはりリーダー層やHRがお手本を見せてあげる必要があるということでした。
マレーシアは日本に比べると国からの強制力が強いので、リモートワークになるのも早く、さらに継続されています。
そして、キーワードになるのはアジリティとコミュニケーション。
例えオフィスに来れないとしても、様々な工夫を凝らして社員同士のコミュニケーションを図ろうとしている姿勢があります。
就業時間内でカジュアルに縦や横とつながれる工夫がありました。リモート飲み会はありません笑

HRは経営とメンバーとの間に立って大変である、というのはどの国も同じなようでした。

5、Get what you really want with Appreciative Inquiry (US)

個人的にまた聞いてみたいと思ったワークショップのひとつ。
アプリシエイティブ・インクワイアリ―は価値を見出す質問と訳されますが、その人の強みを活かすようなポジティブなアプローチをする手法だそうです。

10名程度の参加者だったので、ワークショップ式でペアコーチングでプラクティスの時間もありました。
一応こんな感じでやってみて~という指示を基に実施したのですが、たしかにおもしろかったです。

ワークショップ系だと誰かとコミュニケーションを取らないといけないので、自分の英語力の低さをまた露呈に感じて、また勉強するぞという気持ちにさせられました。


6、Forgive and Forget Mindfulness & Meditation, and Yoga for the Soul(アイルランド)

ここから3つは同じ日に参加しました笑

まずはアイルランドのマインドフルネス瞑想とヨガ。
2時間のウェビナーでしたが、実際にアイルランドの瞑想とヨガの先生が実施してくれました。
英語で受ける瞑想は初めてだったのですが、比較的簡単な英語なのでわかりやすく、なんて美しい文章なんだ…と感動しながら呼吸していました。
ヨガの先生は過去に事故に遭った経験からヨガを始めたそうで、事故の影響で身体が動かしにくくていろんなことを試した最後にヨガにたどり着いた、というエピソードをシェアしていただき、ヨガの可能性の広さ、そして誰でもできるという自信をくれました。

とっても癒される2時間でした♪

7、Integrating your Masculine and Feminine Energies(コルカタ・インド)

男性らしさ・女性らしさのエネルギーを統合するというウェビナーでした。
さすがインドのチャプター、この回も100人越え。

ICWでなくてもウェビナーの数が多い印象があるインド。勢いのある国はすごいですね。

陰陽の話から、男性・女性らしさの特徴や、それぞれが欠けることで何が起こるのかなど説明していただきました。

ここまで知らなかったのですが、インドは毎日長時間にわたって連続的にウェビナーを開催しているようでした。
なので、「次はこの回やで!Stay tune!」と言われ(ラジオでしかきいたことないぞ笑)、もしや待っていたら登録していなくても参加できるのか…?と思って待っていたら、なんの登録もなしに次のウェビナーに参加できました!

この時とくに予定もなかったので継続して聞いてみることにしました。

8、Coaching the brain-The art and science of happiness(インド)

NLPの先生が担当する幸せとは何かについてのウェビナーでした。
これは主催はインドだけれども、おそらくアメリカの先生につないでいたのではないかと思います。

これも結構おもしろかったです。
幸せを感じるときや、幸せとは何か、感じやすくするにはどうしたらいいのかなどをお話いただきました。

これはスピリチュアル的なものではなく、脳科学も交えてのお話だったので、いわゆる幸福を感じやすくなるのも筋トレのように鍛えられるような感じがありました。

おもしろいですね。

この後も続きそうだった(そのまま残っていれば参加できそうだった)のですが、この日は午前からいろいろと予定もあり疲れたので終了です。

総じておもしろかった。

ということで、1週間で8つ(厳密にいうと5日で8つかな)に出席してみたのですが、おもしろかったです!


個人的によかったと思う点は、
・全世界のコーチのウェビナーに参加できる(オンライン時代だからかもしれないけど)
・いろんな角度からコーチングに役立てそうな知識を得られる
・もちろん日本のチャプターもあり!ただし、やはり日本語はこうみるとニッチな言語なので、英語で勉強したいひとには英語の勉強になって良い。
・なによりICFが主催してくれている点で安心して参加できる。もちろんICFメンバーやコーチングを勉強していなくても参加できるオープンな環境。
・ワークショップによってはCCEUの単位がゲットできる!

…という点が挙げられます。

しかし!
こういう英語でコミュニケーションを取るような講座に参加すると、やはり自分の英語力の低さを身に染みて痛感しますが、また勉強しようというモチベーションにもなりました。

このICWは年に1回のようなので、また来年参加できたらいいなと思います。

タイトルとURLをコピーしました