前回に続きまして、マレーシアのコーチングスクールで勉強した思い出を書いていきたいと思います!
今回は、最初の座学3日間が終わったあとのお話です。
今回は文字だけなのでちょっと読みづらいかもしれません汗
4カ月間の課題。
さて3日間の座学が終わって、みんなうぇーーい(ハイファ―――イブ!)みたいな状態でしたが、
課題を出すぞとお達しがありました。
Ohhhhhという反応が上がります笑
反応が素直だからおもしろいんです。
簡単に言うと、友達を捕まえて練習してこいというものでした。
その中のひとりはクラスメイトになるので、
コーチをする・される担当分けはあみだくじで決まりました。
(あみだくじは世界共通なんだ!!)
本来であれば2名は自分の友人、残りの2名は先生のツテで紹介される予定でしたが、
いろいろあっておじゃんになり全員友人に営業するところから始まりました。
わたしは思いました。
結構最初からハードだな、と。
いきなり外に放り出された気分かつ、かわいい子には旅をさせよ的なものかと思いました。
ただ、最初に断られるという経験をしたのがよかったです。
これを機に、自分にマッチするコーチーを集めたほうがいいなと思いました。
さあプラクティス
ということで、1名英語、残り4名は日本語ということでスタートしました。
どんなことを話したかまでは書けませんが、コーチングのセッションを25時間以上実施しなければいけません。
コーチングがいまいちピンとこないという方は、
(前置きとして違うのですが)面談やカウンセリングをイメージしていただければと思います。
相手と向き合って、じっくり話を聞いて質問をして相手の可能性を広げたり、
ゴール達成を行っていきます。
当時の自分にとって25時間は途方もない時間数だと感じました。
コツコツ進めていくことに越したことはないのですが、
10時間を超して積み重ねてきたものが見えたきがしました。
この時わたしが使ったのは無印の方眼紙ノートです。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182207804
ひとつのマスを1時間として色を塗っていきました。
これが結構効果的で、可視化されることで自分がんばったなーと思えたのです。
半年以上立っても使っています。
これが自分のなかではちょっとラッキーで、今まで英語で勉強していたのもあり、
日本語で行うことでもう一度自分の中で復習になり、落とし込めたような気がしました。
この期間は、プラクティスをするのもありますが、
あえて日本の講座やコーチとの交流も持つようにしました。
やはり母語が一番わかりやすいですので、ペアコーチをすることで
点と点が繋がるような感覚がありました。
このときコロナによるロックダウンが始まったので、
一度だけ対面でクラスメイトに会えましたがそれ以降は完全にオンラインになりました。
ちなみにプラクティスというと日本語だと練習が思い浮かびますが、
どちらかというと実践や実行という意味合いのほうになるようです。
キャッチアップ!(メンターセッション)
さて、この間他に何をしていたかというと、
1ヵ月に1度集まってキャッチアップをしました。
いわゆるメンターセッションにあたるそうです。
オンラインで会ってもまたみんなに会うと、
「うおおおお、戦友よ~~~!」という気分になります(わたしだけ?)
このキャッチアップの中では、自分たちがプラクティス中に
浮かんだ疑問をシェアして解決する時間と、
各々15分程度の相互セッション練習の時間がありました。
会社でオンラインで研修やミーティングは行っていたのですが、
長時間に及ぶ研修は初めてなので毎度またぐったりです。
それでも、先生たちがいろいろ考えてくれて、
アイスブレイクもセンスがあるな~と思わせるものばかりでした。(真似しよ!)
浮かんできたり、当日聞こうとする質問も回を重ねるごとに変わってきました。
15分程度の相互セッションでは、お師匠にコーチングすることもありました。
人数が少ないからというのもあり、フィードバックも兼ねています。
この学校の先生のうちのひとりは元マレーシアICFの会長さんなのですが、
めっちゃいい人なんです!
こんなにカジュアルでフランクな偉い人いる?というくらい、
おちゃめさも垣間見れるような方なのです。
なので、僭越ながら練習として順番でやるのですが、
いいところとこうしたほうがいいところを直接聞けるので嬉しかったです。
先生というと、怒られる・ここがダメだと言われるイメージがついていたのですが、
もちろんぴりっとしたフィードバックもありますが、基本優しい。
いやニュートラルというか、悪い気がしない。
いや英語だからなのかもしれないし、コーチングを熟知している人たちだからかもしれない。
いろんな仮説しかないのですが、ひとを悪い気にさせないフィードバックなんですよね。
そっかー、がんばろ!と思うのです。
でもこのフィードバックの仕方って、リーダーシップやマネジメントをする方だけでなくて、
日常的にも勉強になるスキルなんじゃないかなと思います。
ここでも英語力が足りないことによる弊害が発生します。
最初の方は15分でもうまくいかないし、何を言っていいかわからないし、
聞き取れないし(人によっては早口すぎてパニックになる)のですが、
とにかくお師匠たちの真似をしました。
あとはとにかくいいなと思った質問をメモしていきました。
スクールで出たものもそうですが、ネットで調べたものもノートに書いていきました。
そうしていくと、長い文章はどうしても覚えられないことがわかるので
非常にシンプルな英文を覚えるようになります。でもそれでいいらしいのです。
むしろできないことが功を奏して簡単な文章だけを覚えるようになります。
さらに、余計なことを言うと英語ができないことで足を引っ張るがわかっていたので、
とにかく覚えられるものだけを覚えるようにしていました。
そして、しゃべるとぼろが出るのでサイレンスはしっかり守る。
毎度思いますが、コーチングより英語の学校の話を書いているわたしw
そんな感じで4カ月はあっという間に過ぎていき、
いろんな友人の力も借りて25時間以上をクリアすることができました!
協力してくださったみなさん、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
0時間と25時間での変化
さて今回のお話は4カ月のプラクティス(かわいい子には旅をさせろ期間)と
キャッチアップ(メンターセッション)の思い出について書きました。
12月時点で、わたしのコーチング実績は25時間になりました。
まだプロボノ(無料)です。
のちに30時間くらいまで達しました。
これからコーチングを勉強する方、プラクティスに臨まれる方、
さらに自分から友達でも知り合いでも声をかけて実践を積んで来いと言われて
ちょっとどきどきしている方の参考になればと思い、
0時間から25時間で何が変わったかを残しておこうと思います。
ちなみになぜ25時間かというと、おそらく国際コーチング連盟(ICF)のACCに
応募する際に必要なプロボノの時間になるという意味だと思います。
その1 基礎を身体に覚えさせられる
座学とはいえ、クラスメイトとセッションの練習をすることはありましたが、
ご存知の通りコーチングで使われるモデルや法則などがあります。
頭で覚えるのはそこまで難しくないのですが、実際にセッションでやろうとすると
最初はおっかなびっくりになりました。
まずは学校で習ったことを基本とし、それを身体にしみこませるという意味で
この時間はとても有効でした。
毎回振り返ることで、どうしたらもっとうまくできるのか、
そのためには何を意識したらいいのか、自分でPDCAを回していきます。
せっかくお金かけて勉強しているんだから、例え国際資格を目指さなかったとしても、
学んだことだけでも習得しておけば今後役に立つでしょう。
そういう意味では、一回一回がすごく貴重な時間になったので、
少しずつ「このときはこれ!」「あのときはそれ!」と
すばやく頭の中の引き出しを開けることができるようになっていきました。
どんな学習もインプット⇒アウトプットは定着が早いのだということを実感しました。
その2 自信がつく
1を続けていると、最初はおっかなびっくりだったのに
だんだん慣れてきて楽しくなってきます。
すると、話を聞くのも慌てそうになっていたのに、
だんだんと落ち着いて話を聞けたりと変化を感じます。
自分のなかでできることが増えると自信になってきます。
これはどんな学習をしていてもそうだと思います。
まだまだお師匠たちには届かないけれども、形にはなっているかも!気づきを与えられた!など、
小さなハッピーに目を向けれるようになっていきました。
そしてこれは自己肯定感の向上にもつながります。
自己肯定感が下がるのは、自分の嫌な面のほうに気づきやすいことがひとつあると思います。
自分なんか、自分なんて、人と違うから…
それが、できる点に気づけてなおかつ人にいいことをしているとわかったとき、
自分が役にたっていることをはっきり認識できるのです。
すると、自分自身に自信がついてきて、マイナスな思考が浮かびにくくなります。
例え浮かんでも、切り替えが早くなります。
なので、資格を取らないにしろコーチングを勉強するのはおすすめです!
その3 相手の成長も報告も一番に受け止められる嬉しさ
なんだろう、これらってすごく気持ちのいいものなのです。
本業の仕事をしているときも、「担当してくれた〇〇さんいいよ~!」という、
会社に入ってからの活躍を聞くのが好きだったのですが、
社外でしかも対個人で関わるとさらに倍増するような気がします。
生徒さんから「できた!」の報告を受ける先生のような気持でもあります。
もちろん、毎回が必ずうまくいくとは限りません。
できない日もあります。
それでもトライしてみたという話を聞くと、
忙しいのによくがんばったなあと不思議と感じます。
これって外資系や海外で働いているときのコミュニケーションに似ていて、
できたなかったことをめちゃくちゃ責めるのではなくて、
「そうなんだ。じゃあどうする?次どうする?」という会話に似ているなと思いました。
わたしは日系企業では(今の企業さんたちは違うかもしれないけど)マイナスな反応が多かったので、外資のコミュニケーションのほうが楽に感じることがあります。
もしかしたら、考え方が歪んでいるからかもしれませんが、後者の方が楽です。
報告も一番に受けられるけれども、その次のステップも一緒に考えられるのはおもしろいものだと思いました。
さて、ひとまず12月までのジャーニーはここで終わりです。
よいクリスマスを~ニューイヤーを~と言い合って終わりました。
まだまだ続きます。